InternetExplorerの既知のセキュリティホールを利用したウイルス「Aliz」の国内感染が急増しており、情報処理振興事業協会(IPA)や関係各所より警報が発せられている。 このウイルスは添付ファイルを介して感染を広げるが、InternetExplorerの既知のセキュリティホール「不適切な MIME ヘッダーが原因で Internet Explorer が電子メールの添付ファイルを実行する (MS01-020)」を利用し、OutlookExpressではメールをプレビューするだけで感染する。 感染後は、アドレス帳の全アドレスに対し、自身のコピーを添付したメールを送信する。なお、システムの改変などは行わない。 このウイルスの送信するメールの内容は以下の通り。件名:不定(ランダム)添付ファイル名:WHATEVER.EXE本文:Peace関係各所の対応状況▼トレンドマイクロ パターンファイル137(または937)以降で対応ウイルス詳細:http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/troj_aliz.htmパターンファイルダウンロードサイト:http://www.trendmicro.co.jp/support/index.htm▼シマンテック 5月22日付け以降の定義ファイルで対応ウイルス詳細:http://www.symantec.co.jp/region/jp/sarcj/data/w/w32.aliz.worm.html定義ファイルダウンロードサイト:http://www.symantec.co.jp/region/jp/sarcj/download.html▼日本ネットワークアソシエイツ DATファイル4141以降、エンジンで4.0.02以降対応ウイルス詳細:http://www.nai.com/japan/virusinfo/virA.asp?v=W32/Aliz@MMDATファイルダウンロードサイト:http://www.nai.com/japan/download/dat.asp▼日本エフ・セキュアウイルス詳細:http://www.f-secure.com/v-descs/aliz.shtmlパターンファイルダウンロードサイト:http://www.F-Secure.com/download-purchase/updates.shtml