NTTコミュニケーションズは、不特定多数のメールアドレスに送られる、いわゆる「迷惑メール」に対する対策を新たに実施することになった。今回の対策では、主に契約約款の改定と、サービスにおける対策機能などの強化などが挙げられる。 従来ではOCNの契約者が「迷惑メール」送信を行った場合、当該契約者に警告を行った後に、利用停止・解除を行うことにより対処してきた。しかし、この対処法では他の契約を利用し、同様の行為を行っている利用者が多く、効果が少なかった。今回の約款改定では、このような行為を行っている利用者に対し、契約を一括で利用停止・解除とすることができるようになった。 また、提供される新たな対策機能では、急激な大量メールにより、サービスへの影響が発生しないメールシステムの構築と、「迷惑メール」受信拒否機能の提供を予定しており、来年初頭より提供される予定だ。 また、送信者に対する法的措置の検討されており、先のNTTドコモによるメール送信業者への仮処分申請などの結果をふまえた上で対策を行っていく予定だ。http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2001NEWS/0011/1106.html