情報処理振興事業協会(IPA)は、現在稼動中の多数のWebサービス(ショッピングサイト、銀行など)におけるクロスサイトスクリプティング脆弱性に対する対策が不十分なため、これを利用した攻撃を受ける可能性があると警告している。この脆弱性については2000年2月にCERT/CCとマイクロソフト社により報告されているが、今回警告を発したのは、依然として多くのサイトで対策が取られていない現状にあることが、産業技術総合研究所の高木浩光氏らの調査により明らかになったため。対策のとられていないサイトにアクセスすると、ユーザーのcookieが第三者に送信される可能性があり、ユーザのなりすましやクレジットカード番号などの漏洩が発生する恐れがある。http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/20011023css.html