偽の警告ウイルス、しかし今度は本物 | ScanNetSecurity
2024.05.08(水)

偽の警告ウイルス、しかし今度は本物

 先週(4月最終週)、PCのウイルス感染を警告する偽の電子メールが出回り、多くのユーザがその内容を真に受けて自身のハードディスクからsulfnbk.exeファイルを削除した。そして、再び件名'sulfnbk.exe'とある電子メールがユーザの元に届いた。しかし、今回のメールには

国際 海外情報
 先週(4月最終週)、PCのウイルス感染を警告する偽の電子メールが出回り、多くのユーザがその内容を真に受けて自身のハードディスクからsulfnbk.exeファイルを削除した。そして、再び件名'sulfnbk.exe'とある電子メールがユーザの元に届いた。しかし、今回のメールには本当に有害なウイルスを含んでいた。アンチウイルス会社は、今回登場した二度目の電子メールには本物のウイルスが潜んでいる可能性があると警告を発した。

 今回の電子メールは、無害なsulfnbk.exeファイルと共に有害なウイルスMagistrを含むファイルが添付されている。アンチウイルス専門家は、3月に発見されたMagistr を危険なウイルスだと警告する。その理由を、同ウイルスがハードドライブを完全に書き換えることが可能だからではなく、BIOSを破壊的にフラッシュさせる上にCMOSも消去できる点だと説明する。そして、被害に遭ったコンピュータは、少なくともBIOSチップの取り替えを余儀なくされるのだ。さらに、Magistrウイルスの感染力は強く、OutlookやNetscapeのアドレス帳にある全てのアドレスに自身の複製を送りつける。

《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×