FTPサーバにセキュリティホール見つかる(PGP Security) | ScanNetSecurity
2024.04.27(土)

FTPサーバにセキュリティホール見つかる(PGP Security)

 Network Associates社の一部門であるPGP Securityのコンピュータ脆弱性緊急対策チーム(COVERT)が4月9日、FTP(file transfer protocol)サーバソフトウェアに脆弱性を発見したと発表した。ハッカーはその脆弱性を利用してサーバに侵入し、データの窃取、ウェブサイト

国際 海外情報
 Network Associates社の一部門であるPGP Securityのコンピュータ脆弱性緊急対策チーム(COVERT)が4月9日、FTP(file transfer protocol)サーバソフトウェアに脆弱性を発見したと発表した。ハッカーはその脆弱性を利用してサーバに侵入し、データの窃取、ウェブサイトの改ざんなどが可能になる。

 全企業ネットワークの約90%がFTPサーバを使用していると見られ、今回発見された脆弱性は、それらのネットワークに深刻な影響を与える恐れがあると、COVERTは警告した。COVERT研究所のJim Magdych所長は「現在のところ(4月9日)、その脆弱性を悪用した被害は1件も通報されていない。しかし、このセキュリティホールに関するニュースは広まっているため、悪意あるハッカーが悪用する前に、ベンダーが自社のシステムを修正しなければならないだろう。悪質なハッカーが早いか、ベンダーの修正が早いか、これは一種のレースだ」と述べた。

 Magdych所長によると、問題の脆弱性はSun Microsystems社、Silicon Graphics社そしてHewlett-Packard社のUnixシステムで発見された。Sun社の広報担当者は「当社のSolaris OSに脆弱性があることを確認した。現在をソフトウェア・パッチの準備を進めており、2〜3週間内に顧客に配布する予定だ」と述べた。HP社の場合は「約2週間前にPGP Securityより脆弱性に関する報告を受け解析を行っているが、今のところは同社のOSに脆弱性は確認できていない。脆弱性が確認できた場合は、パッチを作成し、セキュリティ警報を出す予定だ」としている。SGI社に至っては、何のコメントも発表されていない。

《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×