4月18日早朝、野村総合研究所が登録者向けに配信した「【ITPlatform】4/18★★★リニューアルのお知らせ★★★」でトラブルが発生した。 今回のトラブルはお知らせールに対して、登録解除メールを送るとが登録者全員にその解除依頼が配信されるというもの。お知らせの配信を通常のメーリングリストで管理、配信をしていたための事故と推定される。 そのため、解除依頼を送ると全員にそのまま配信されてしまう状態になっている。さらに、添付ファイルつきの返信も可能となっていたため、ウィルスなどが添付されているメールも全員に配信される可能性があった。 このリニューアルは、「IT-Kakekomi.com(アイティー・かけこみドットコム)」のサイトオープンのお知らせであったが、オープン当初から波乱の幕開けとなってしまった。 同種の状況でウィルスメールが登録者全員に配信され、被害をもらたらす事例が相次いでいる。メールマガジンあるいはメールでのお知らせは、比較的簡単に行うことができるように考えがちであるが、実際にはウィルスメールに対する防御などセキュリティ上必須の措置を講じる必要がある。この措置を怠るケースが少なくない。リニューアル後のサイト(現在、見ることができない)「IT-Kakekomi.com(アイティー・かけこみドットコム)」http://www.it-kakekomi.com/過去の同種のメール配信による事故、事件「メールマーケティングの普及にともなって広がるウィルス送信事件(2001.3.19)」https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/1814.html