電子メール監視システム『Carnivore』の名称を変更(米連邦捜査局) | ScanNetSecurity
2021.07.24(土)

電子メール監視システム『Carnivore』の名称を変更(米連邦捜査局)

 米連邦捜査局(FBI)は2月13日、物議を醸している電子メール監視システム『Carnivore』の名称を『DCS1000』に変更すると発表した。犯罪に関わる膨大な量の電子メールを傍受し解析する同システムは、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)のコンピュータ内に設

国際 海外情報
 米連邦捜査局(FBI)は2月13日、物議を醸している電子メール監視システム『Carnivore』の名称を『DCS1000』に変更すると発表した。犯罪に関わる膨大な量の電子メールを傍受し解析する同システムは、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)のコンピュータ内に設置され捜査対象者が送受信する全ての電子メールをスキャンする。FBI広報担当Paul Bresson氏は、同システムのアップグレードに伴い名称を変更したと説明。そして「Carnivore(肉食動物の意)という名前でなかったら、こんなに物議を醸さなかっただろう。新名称には特別な意味を持たないものを選んだ」と述べた。

 しかし、名称を変更したからといって電子プライバシー情報センター(EPIC)を始めとするプライバシー擁護団体の懸念が和らぐわけではない。EPICの広報担当David Sobel氏は「人々が懸念しているのは名前ではなく、そのシステムのあり方そのものだ」と述べている。また、あるプライバシー専門家は「名称をDSC1000に変更したことで、公明正大とは言い難いFBIの体質が浮き彫りになり、人々の不安はさらに増幅された。なぜなら、多くの人がCarnivoreがどのようなシステムなのかを知っているのだから」と指摘した。

 情報筋によると、Carnivorに対し世間の批判が高まるにつれ、FBIは名称の変更を強く望んでいたという。

《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×