トロイの木馬型ウイルス「HYBRIS」の感染報告の増加に伴いアンチウイルスベンダ各社が警告を発している。 このウイルスは電子メールに感染しメールの件名やファイル名をランダムに変える。添付ファイルを実行するとWindowsのシステムファイルである”WSOCK32.DLL”の改変を行い、その後メールの送信先に対して自身のコピーを添付する。更に、alt.comp.virusというニュースグループに接続を試み、成功すると自分自身のプラグインを暗号化されたフォームとしてアップロードするか、新しいプラグインが存在した場合にはそれをダウンロードする。そのため現在発見されているexe、scr以外の新たなファイル形式にも感染する危険性を持っている。 アンチウイルスベンダの対応は以下の通り。▼トレンドマイクロ自動修復ツールの配布およびパターンファイル795以降、検索エンジン5.20以上で対応パターンファイルのダウンロードサイトhttp://www.trendmicro.co.jp/support/index_download.htm自動修復ツールのダウンロードサイトhttp://inet.trendmicro.co.jp/esolution/solutionDetail.asp?solutionID=2416ウイルス詳細http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/troj_hybris.htm▼シマンテック駆除ツールの配布および最新の定義ファイルで対応定義ファイルのダウンロードサイトhttp://www.symantec.com/region/jp/sarcj/defs.download.html駆除ツールのダウンロードサイトhttp://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w32.hybris.f.fix.html詳細http://www.symantec.com/region/jp/news/year01/010112.html▼日本ネットワークアソシエイツDAT4101以降、対応エンジン4.0.50以上にて対応最新DATファイルのダウンロードサイトhttp://www.nai.com/japan/download/dat4.asp詳細http://www.nai.com/japan/virusinfo/virH.asp?v=W32/Hybris.gen@M&a=H