Ensure Technologies社は、ワイヤレス機能を搭載したPCの安全性を確保するセキュリティ製品XyLocの最新版XyLoc 3Gを発売した。XyLocはユーザがノート型PCから離れると自動的にPCがロックされ、そしてユーザが戻ってくると解除する仕組みになっている。尚、PCが再起動する際、パスワードのような認証を求められる場合もある。従来の製品に現在注目されている短距離無線技術Bluetoothを搭載したのたが最新版のXyLoc 3Gだ。ミシガン州に拠点を置くISP(インターネット・サービス・プロバイダ)Ann Arbor社は、ラスベガスで開催されている見本市Comdex2000でIBM社製ノート型PCのThinkPadにXyLoc Bluetooth Wireless Securityを組み込みデモンストレーションを行う予定だ。 機能拡大したXyLoc 3Gには自動的にファイルを暗号化して不正アクセスを阻止しするXyCryptとユーザのカスタマイズを可能にするツールPersonalization Wizardが搭載されている。さらに、XyLockeyCardのバッテリー寿命が24ヶ月間に伸び、PCが使用されない時は自動的に停止する仕組みになっている。 Ensure Tchnologies社の会長George Brostoff氏は「Bluetoothを搭載したこのアプリケーションの特徴は、ユーザが求めるものを明確に備えている点だ。つまり、ThinkPadのようなノート型PCに利便性の高いセキュリティ機能およびパーソナリゼーションを提供していることだ」と述べた。 IBM社とEnsure Tchnologies社は共に、インターネットに接続可能なモバイル機器間を繋ぐワイヤレス技術仕様の策定にあたっているコンソシアムBluetooth Special Interest Groupの会員だ。