Counterpane Internet Security社のBruce Schneier氏は「企業側がハッカー攻撃を受けたことを伏せておきたい気持ちは、よく分かる。しかし、インターネット犯罪に対する意識を高め、その危険性を理解するためにも、企業はハッカー事件を公にすべきだ」と述べた。そして10月に発生したマイクロソフト社のウェブサーバ侵入事件や有名サイトがウイルス攻撃によりダウンした事件は、ほんの氷山の一角だと付け加えた。そして問題は、多くの企業の経営者がサイバー犯罪を住居侵入や横領に比べ難解で且つ危険度が小さいと思っていることにある、と指摘した。