エシュロンに関する報告書を発表(仏国民会議) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.11.25(土)

エシュロンに関する報告書を発表(仏国民会議)

国際 海外情報

 フランス国民会議は10月12日、世界規模の監視システム“エシュロン”に関する調査報告書を発表し、エシュロンは欧州の企業や技術開発の偵察に使用されていると指摘した。そして、欧州連合はエシュロンを阻止すべく暗号化技術制限の撤廃および安全なコンピュータ・システムの開発を早急に行うべきだと提言した。

 米国が主体となって運営するエシュロンは英国、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアの協力を得て全世界の通信傍受が可能とされているシステムだ。調査委員会の責任者であるArthur Paecht氏は、今回の調査にあたり米国および英国当局に協力を要請したが得られず、そのことは英国をより一層難しい立場に追いやるだろうと述べた。

 一方、米国はエシュロンについて、テロリズムや犯罪そして全ての破壊活動分子の摘発に使用される他、不正行為をたくらむ企業の監視にも有効であると主張している。例えば、企業の贈収賄等の不正行為や、民事および軍事双方の目的で使用可能な技術の監視にもエシュロンは有益だと主張する。しかし、監視対象があまりにも広範囲なため、仮にスパイ行為がなされたとしてもその行為の正当性は容易に立証されるだろう。

 エシュロンおよび英国の役割に関し他のヨーロッパ各国の怒りは相当に強く、今回の報告書で提言された課題が実現化される公算はきわめて高い。


《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

国際 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. インドのレジストリで情報漏えい、インドのネットを壊滅させるデータのビットコイン価格とは(The Register)

    インドのレジストリで情報漏えい、インドのネットを壊滅させるデータのビットコイン価格とは(The Register)

  2. スバルのキー・フォブに脆弱性あり、オランダ人技術者語る(The Register)

    スバルのキー・フォブに脆弱性あり、オランダ人技術者語る(The Register)

  3. 死亡した男性のメールアカウントを巡るヤフーと裁判所の争い(The Register)

    死亡した男性のメールアカウントを巡るヤフーと裁判所の争い(The Register)

  4. WPA2の新たな脆弱性への攻撃KRACK、暗号化技術の根底にある欠陥(The Register)

  5. 「Tor 禁止令」を解く Facebook、暗号化の onion アクセスポイントを宣伝~これからは暗号化通信も完全に OK(The Register)

  6. どこかへ跳んでいけ、出来の悪いラビット(The Register)

  7. セキュリティ人材の慢性不足、海外の取り組みは(The Register)

  8. SMSによる二要素認証が招くSOS(The Register)

  9. Anonymousが幼児虐待の秘密の拠点を閉鎖~Tor小児愛者を攻撃し氏名を暴露(The Register)

  10. iCloudからの女優のプライベート画像流出事件、容疑者がフィッシングの罪を大筋で認める

全カテゴリランキング

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×