コンピュータ専門家が米国オンライン銀行のセキュリティ不備を指摘(英国) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.12.15(金)

コンピュータ専門家が米国オンライン銀行のセキュリティ不備を指摘(英国)

国際 海外情報

 英国のコンピュータ専門家が米国の大手インターネット銀行の一部にセキュリティ不備があることをマスコミに公表した。そのセキュリティ不備を発見したのはRoyal Skandia投資銀行のソフトウェア・エンジニアRalph Dressel氏だ。彼は米国の無数の銀行口座にアクセスし、預金の振替やPIN(暗証番号)の変更が可能だったとObserver誌に語った。

 Dressel氏によると、米国の多数の銀行に銀行業務ソフトを提供しているFiserv社のウェブサイトでアクセスログを偶然見つけ、膨大な数の銀行口座にアクセスしたという。Fiserv社のソフトは、英国のAbbey Nationalをはじめ世界中の銀行で使用されている。同氏は、そのセキュリティ不備を英国警察に通報すると共に米連邦捜査局(FBI)やマスコミにも知らせた。

 生保大手Prudential社の子会社であるオンライン銀行EggもFiserv社のソフトを採用しているが、一般のインターネットからのアクセスは制限されているため、今回の事件による影響は免れた。Egg銀行の最高技術責任者(CTO)Pete Marsden氏は「多数の銀行口座情報漏洩の危険性が指摘された今回の事件は、内部のみならず外部のセキュリティもチェックする必要があることを示している。つまり外注先のセキュリティも堅牢でなければならい」と述べた。Fiserv社のソフトウェアは世界中で使用されており、同社の推計によると約2億に上る銀行口座数および150億ドルもの顧客資金がオンラインで管理されている。


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