スイス系大手銀行UBSは、5月に猛威を振るった“Love Letter”ウイルスの新変種を確認したと発表した。同社によると、8月16日の朝、UBSのコンピュータ技師がアンチウイルス・ソフトを作動させてウイルスの拡散を阻止したため、大きな被害は免れたという。今回の件で危険に晒されたのは、オンライン・バンキングのごく一部の顧客のみだ。犯人はまだ特定されていないが、UBSは法的措置を検討している。 この新ウイルスの特徴は、パスワードを盗み出すプログラムをダウンロードし実行する点だ。UBSはコンピュータ・システムについて、アンチウイルス・ソフトは更新されており安全かつ信頼性の高いインターネット・バンキング・ソリューションだと主張している。