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2017.11.19(日)

盗聴法案、可決される(オーストラリア議会)

国際 海外情報

 通信の傍受に関する法案が6月7日、オーストラリア議会を通過した。今後、オーストラリアの秘密工作員や警察は容易に国内の電話や電子メールを監視できるようになる。“オーストラリア安全保障情報機構法1999年改正”法案は、警察の捜査を支援し、オーストラリア安全保障情報機関(Australian Security Intelligence Organisation:ASIO)の情報収集を容易にするために起草された。
そして昨年(1999年)インターネットなどの新しい技術にも適用させるため盗聴に関する条項を改正した。従来は被疑者の通信行為を監視する度に捜査官は捜査令状の取得が義務づけられていたが、法制化によりその必要はなくなる。
 Daryl Williams 法務長官は、この盗聴法は個々のプライバシーと国益の均衡を保ちつつ、有効な捜査および国家の治安を守るために起草されたと述べた。
また、この法律は“国家安全に関わる重要な情報収集”という正当な理由がある場合にのみ、一般のコンピュータを合法的ハッキングする権利がオーストラリアの安全保障機関に与えられる。つまり、ASIOはコンピュータや通信機器そして電話会社を利用してリモートまたはネットワーク・コンピュータにアクセスする権限を得たことになる。さらに一旦アクセスすると、ASIOはそのコンピュータにあるデータのコピー、追加、削除そして改変も可能になる。このような合法的ハッキング行為を許すと、システムに侵入した痕跡を消すことも可能になり、ひいてはハッキング行為を禁じている犯罪法に抵触するとして法制化に反対する声が上がっている。
《ScanNetSecurity》

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