英国のプライバシー擁護団体および市民の自由権利擁護団体は、英国議会上院で現在、審議されている法案が成立した場合、警察および保安部当局はインターネットを使って英国市民を秘密裏に調べる権限を取得するだろう、と警告した。そして、市民を監視するハイテク技術に関し英政府は他国よりぬきんでていると述べた。そして、仮に市民調査の権限を規定する法案(Regulation of Investigatory Powers:RIP)が成立した場合、インターネット・サービス・プロバイダーはデータ・センターにブラックボックスの搭載を余儀なくされ、ロンドンにある諜報局5部(MI-5)の監視センターに直接、データが流れるようになる。