米Yahooが3月30日、米証券取引委員会(SEC)に提出した年次報告書によると、同社は消費者情報の取扱いについて連邦取引委員会(FTC)の調査を受けた。FTCの調査目的は消費者保護法を遵守しているか否かを調べるためという。米Yahooはその報告書の中で、顧客データの使用および開示に関するプライバシー方針はサイト上に掲示しているとし、昨年(1999年)1月に米Yahooが買収したコミュニティ・サイト運営会社GeoCitiesについてはユーザからの情報収集に規制を課すFTC同意命令に従うよう指示されたと述べている。 米Yahooの広報担当は「我が社はFTCの調査に応じ自発的に情報を提供した。プライバシー問題に関しては、慎重に取り組んでいる」と語った。