“Melting”ウイルスの警告を発する(Kaspersky社) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

“Melting”ウイルスの警告を発する(Kaspersky社)

 ロシアのITセキュリティ会社Kaspersky社がI-Worm.meltingという名の新種ワームについて警告を発した。
 その名が示す通り、ワームはコンピュータ・スクリーン画像を“溶かす(melt)”スクリーン・セーバを装いユーザのマシンを停止させる。同社によると、東ヨーロッパ

国際 海外情報
 ロシアのITセキュリティ会社Kaspersky社がI-Worm.meltingという名の新種ワームについて警告を発した。
 その名が示す通り、ワームはコンピュータ・スクリーン画像を“溶かす(melt)”スクリーン・セーバを装いユーザのマシンを停止させる。同社によると、東ヨーロッパで相当数、ワームによる被害が報告されている。
 I-Worm.meltingはワーム型ウイルスで、ワーム自体はVisualBasicで書かれた約18キロバイトのWin32実行ファイルだ。そして“MeltingScreen.exe”が添付された電子メールを介して繁殖する。
 電子メール・メッセージの件名は“ファンタスティック・スクリーンセーバ”で、本文には以下のような内容が書かれてある。
『こんにちは!添付されているファイルは、とても面白い最新のスクリーンセーバです。名前はMeltingScreen。是非、お試しになり感想をお聞かせ下さい。
追伸、スクリーンセーバを起動する前にVB5.0対応のRuntime Libraryをインストールして下さい。』

 ワームはWindowsディレクトリにある全てのEXEファイルを.BINにリネームする。さらにワームにはバグがあり、バグが作動すると感染したコンピュータの機能が停止する。Kaspersky社は、このワーム型ウイルスの感染を防ぐにはファイルが添付された電子メールを受信しても添付ファイルを実行しないよう警告している。


《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×