情報筋によると、米政府は2月24日、ロシアや中国などの国々が米国の商業用コンピュータ・ネットワークを攻撃するためツールを開発している動向を察知したと発表した。「我々は現在、サイバー戦のプログラム作成に躍起になっている国々を調べている」と米中央情報局(CIA)情報操作担当責任者のJohn Serabian氏が米議会で述べた。さらに、サイバー兵器開発を画策しているその他の国の名は明らかにしなかったが、米国のインフラが攻撃対象となり情報時代の戦場と化すだろうと語った。 また同氏は、2月8日を皮切りに発生した一連の著名ウェブサイト攻撃事件に触れ、「攻撃者の動機が何であれ、サイバー戦が架空ではなく現実の脅威であることを示した。また、国のバックアップを受けなくてもテロリストが単独でサイバー・ツールを操り“甚大な被害”を与え得る危険性も示した」と述べた。 米エネルギー省管轄のサンディア国立研究所、情報防御担当の専門家Fred Cohen氏は、優れた米国諜報ネットワークが米国内の金融システムに大規模な被害を与え得る外国のサイバー攻撃戦略を突き止めるべきと述べた。