米連邦捜査局(FBI)、米マイクロソフト社、National Discount Brokers Groupを狙った新たなハッカー攻撃が始まった。$$$$ AP通信社が報じたところによると、2月18日攻撃者がFBIのサイトに偽のアクセス要求を大量に送りつけたため、数時間にわたり機能停止に陥ったことをFBIが2月25日に認めた。ICSA.netの研究技師Jon McCown氏は、「今回の攻撃は“ほとんど誰もが標的になり得る”という確固たる証拠だ」と述べた。現在のところ、この攻撃は自分たちがやったと名乗り出た者はいない。同氏は「私が犯人だったら、FBIサイトを閉鎖に追い込んだのは自分たちだと自慢したいとは思わない。攻撃者らはこの攻撃を止め、今は次の標的を探している」と付け加えた。 FBI広報担当者のDeborah Weierman氏によると、今回の攻撃でFBIサイトは閉鎖したが、コンピュータへの侵入は免れた。被害に遭ったサイトはFBI内部システムとは繋がっておらず、「現在は、何ら問題はありません」と述べた。 関連ニュースとして、FBIサイトがダウンした数日後、National Discount Brokers(NDB)の株売買ウェブサイトがサービス使用不能攻撃に遭った。ロイター通信社によると、2月24日NDBサイトは二つのインターネット・アドレスから大量のアクセス要求を送りつけられ、1時間以上にわたり機能が停止した。さらにマイクロソフト社は2月22日、同社の公式ホームページが同様の攻撃を受けたが阻止したと発表した。