マイクロソフト社は2月22日朝、同社の公式ウェブサイトがSYNフラッド攻撃を受けたが被害はほとんどなかったと発表した。 同社の広報担当Adam Sohn氏は、最近インターネット・ウェブサイトへの攻撃が相次ぐ中、弊社サイトは閉鎖には至らず短時間のスローダウンだけに留まったと述べた。 同社の巨大サイトが被害をほぼ免れた要因として、多数のサイト訪問者に対処し得るその処理能力の大きさが上げられる。訪問者はソフトウェアのアップグレード版や評価製品をダウンロードするため頻繁にサイトにアクセスする、と同氏は説明し「弊社の公式サイトは相当量のオーバーヘッドを備えており、何テラバイトものダウンロードにも対応できる」と述べた。 同社の技術者は攻撃の起点となっているインターネット・アドレスをすぐに突き止め、攻撃者からのアクセスを遮断した。 さらに同氏は、2月22日朝攻撃を受けた際、同社の最新基本ソフトWindows 2000は堅牢な防御壁として機能したと述べ、「Windows 2000に組み込まれたセキュリティ機能は、今回の攻撃阻止に大いに役だった」と付け加えた。