これはセキュリティ上の重大なミスが発生したことによる措置だという。Trusticoが送信したメールに証明書の秘密鍵が記載されていたのだ。秘密鍵は外部に漏れてはならず、原則として証明書のオーナーのみが所有するもので、もちろんテキストメッセージで開示するなどもってのほかだ。悪用すれば、有害なWebサイトが合法的に運営されているかのように装うこともできてしまう。
影響を受けた証明書を期限までに取り替えない限り、デジタル証明書の失効にともなって、Trusticoが販売したHTTPS証明書を利用しているウェブサイトへのアクセスをブラウザ側が拒否するようになる。
このむちゃくちゃな状況の発端は、どうやら縄張り争いらしい。ここでは、The Register誌がこれまでに突き止めた情報を掲載する。