Dell Service Tag Detector アプリ(※)は非常に危険で、インストールされたマシンにバックドアを作成すると Tom Forbes は主張している。
より具体的に言えば、Forbes は、そのアプリが遠隔地からのコード実行(Remote Code Execution、RCE)のリスクをもたらすと断言している。彼の主張が正しいのであれば、それは「ハッカーやサイバースパイたちが、脆弱なシステム上へマルウェアを送り込むための手段」を作り上げることになる。
「その小さなプログラム『Dell Service Tag Detector』は、サービスタグを確認する以外にも数多くのことを行う」「攻撃者が恣意的にファイルをダウンロードし、実行するためのプログラムを遠隔起動できる可能性もある」とForbesは語った。
日本で監視カメラや CCTV と言えば、要監視施設等に設置してそれを録画して、何かあったら再生するという、インターネットもパソコン通信もなかった時代のスタンドアロン PC のような貧しい使い方しか想像力が及ばない。しかし中国や合衆国のような、治安維持のための人権制限を合法とする国では、街頭や交通機関、店舗、オフィスなど都市の至る所に設置した画像を XDR や SOC のように集積し、かなりドラスティックな解析を行う。
今回は毛色が違う。営業DXサービス「Sansan」を利用中の顧客に対し、不正にIDやパスワードを入手しログインしたとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで会社員が逮捕された旨の報道があったと、その社員とは無関係の「Sansan」を提供するSansan株式会社が公表を行ったことだ。感覚的には「Gmail アカウントが乗っ取られスパムメール送信に利用された件について犯人が逮捕された」と Google が発表するようなものだろうか。
2024 年 1 月に公開された、Linux カーネルの脆弱性を悪用するエクスプロイトコードが公開されています。攻撃者は当該脆弱性の悪用により、一般権限での侵入に成功した OS の管理者権限が奪取可能です。Linux カーネルのアップデートにより対策してください。