HENNGE株式会社は10月1日、AI活用のガバナンスやコスト管理を支援するサービスを開発・提供する「HENNGE AI株式会社」の設立を発表した。
同社ではこれまで、同社の提供するクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」を通じて、企業のIT環境におけるセキュリティおよびID管理のノウハウを蓄積しており、これらの知見を基盤とし、企業内におけるAIエージェントの安全な開発・運用を強力に支援すべく、新会社「HENNGE AI」を設立したという。
新会社では、取締役以外の従業員を配置せず、業務全般に「AIエージェント」を本格導入する組織体制を採用しすることで意思決定の迅速化を図るとともに、AIを活用した次世代組織モデルの実証実験に取り組む。
新会社では、HENNGE社内で活用している「AI Gateway」のシステムをベースとして、AIエージェントを安心・安全に運用するための新たなサービスを開発する。「AI Gateway」は、複数の生成AIモデルを切り替えて利用でき、その利用状況を可視化、管理できるもので、主な機能計画は下記の通り。
1.ユーザー別の生成AIモデル管理:ユーザーやグループ単位で利用可能なAIモデルを割り当て、迅速な追加/変更/削除を可能に。
2.利用コストの可視化と制御:AIモデルごとの利用コストを算出し、認識しやすく可視化。予算に応じた上限の設定や利用ポリシーを適用できる。
3.柔軟かつ強固なセキュリティ設定:全社共通ルールからグループ/個人単位の権限制御まで、組織や用途に応じたセキュリティ環境を提供。
4.「HENNGE One」とのID連携:HENNGE OneのID管理基盤(IdP)と連携し、高度なシングルサインオン(SSO)や端末レベルでのアクセス制御を実現。
5.非人間ID(AIエージェント等)の統合認証基盤へ:将来的に、AI GatewayサービスをAIエージェントやボットなど非人間IDを管理・認証する基盤へと拡張することを予定。
「AI Gatewayサービス」の提供開始は当社の2027年度中(27年9月まで)を予定している。
HENNGE AI株式会社 代表取締役の今泉健氏は「HENNGE AIは、従業員を置かずAIエージェントが実務を担う組織を自ら実証し、そこで得た仕組みと知見の両方をお客様に還元します。企業のAI活用がPoCで終わらない世界を、実現してまいります。」とコメントしている。
・新会社概要
会社名:HENNGE AI株式会社
所在地:東京都渋谷区南平台町16番28号 Daiwa渋谷スクエア
代表者:代表取締役 今泉健氏(HENNGE株式会社 執行役員)
取締役 永留義己氏(HENNGE株式会社 取締役副社長)
設立日:2026年10月1日
事業内容:AI関連サービスおよびAI管理ツールの開発・提供、コンサルティング(FDE)
