金沢工業大学は12月11日、同学の「情報セキュリティ・スキルアッププロジェクト」が取り組んできたサイバー防犯ボランティア活動が評価され、高市内閣総理大臣から表彰されたと発表した。
情報セキュリティに関する勉強会として活動を開始した「情報セキュリティ・スキルアッププロジェクト」では現在、活動の一環として地域におけるサイバー防犯に関する活動を推進しており、小中学校を対象にした情報セキュリティ教室の開催や、被害防止広報啓発動画の作成、フィッシングサイトのテイクダウン活動を行うなど、サイバー空間の安全確保に向けた各種活動に取り組んでいる。また、小学生から高校生、その保護者を対象としたサイバーセキュリティ学習用のゲームサイトを制作し、各種イベント等でサイトを活用した広報啓発活動を推進している。
首相官邸で11月18日に行われた「令和7年安全安心なまちづくり関係功労者表彰の表彰式」では、同プロジェクトがこれまで取り組んできたサイバー防犯ボランティア活動が評価され、高市内閣総理大臣から表彰されている。
同表彰式の報告会が12月9日午後1時30分から石川県警察本部で行われ、プロジェクトの学生4名と指導教員の向井宏明教授(情報工学科)が竹本邦夫生活安全部長に報告を行っている。
同プロジェクトを代表して情報工学科3年の志田愛斗氏は「最近の犯罪動向を踏まえ、知らぬ間にサイバー犯罪に巻き込まれることがないよう、知識をしっかりと身につけ、今後も分かりやすい動画制作に取り組んでいきたい」と喜びを語っている。
