任天堂に敗訴したハッカーが釈放、1,450万ドルの罰金と損害賠償金の支払いは続く | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

任天堂に敗訴したハッカーが釈放、1,450万ドルの罰金と損害賠償金の支払いは続く

釈放後も1450万ドルの罰金、および損害賠償金の支払いは続きますが、現時点で懲役による収入から罰金に充てられた支払総額は175ドルだといいます。

製品・サービス・業界動向
模範囚「クッパ」早期釈放!任天堂に敗訴した元クラッキング集団顔役の今後の人生や如何に
  • 模範囚「クッパ」早期釈放!任天堂に敗訴した元クラッキング集団顔役の今後の人生や如何に
  • 模範囚「クッパ」早期釈放!任天堂に敗訴した元クラッキング集団顔役の今後の人生や如何に


任天堂のゲームタイトルに対するハッキング行為で昨年2月に逮捕され、40か月の懲役および合計1,450万ドル(約17億円)の支払いを命じられたハッカー「クッパ」が釈放されたと海外メディアtorrentfreakが報じています。

「クッパ」故郷カナダへ帰国準備中

「クッパ」ことGary Bowser氏は任天堂のゲームを不正利用できるデバイスの開発、販売で数千万の利益を上げていたというクラッキンググループ「Team Xecuter」の顔役だったといわれるウェブサイト運営者で、その名前がクッパの英名「Bowser」と同じであることから逮捕後も大きな注目を集めていました。

裁判の結果40か月の懲役を命じられたBowser氏でしたが、刑務所内での模範的な行動や、釈放後の勤労、善行の意思が確認されたとのことから早期の釈放が認められたといいます。

釈放後に海外YouTuberのNickMosesとの対談に応じたBowser氏によると釈放は3月28日だったといい、現在は故郷のカナダへの帰国準備を進めているといいます。一方で釈放後も1450万ドルの罰金および損害賠償金の支払いは続きますが、現時点では懲役による収入から罰金に充てられた支払総額は175ドルだといい、対談では釈放後も任天堂が実際に回収できる金額は月収の25~30%に留まることを示しています。

「クッパ」の改心の真偽に注目

一般的な収入を基に考えれば到底払いきれない額の賠償を背負った「クッパ」が今後どのように賠償を行うのか、はたまたゲームの悪役よろしく腹の中では踏み倒すつもりでいるのか、どちらにせよ彼の今後の振舞いに注目が集まります。


モランボン 焼肉屋直伝カルビクッパ 350g×6袋
¥1,944 (¥324 / 袋)
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

模範囚「クッパ」早期釈放!任天堂に敗訴した元クラッキング集団顔役の今後の人生や如何に

《焦生肉》

編集部おすすめの記事

製品・サービス・業界動向 アクセスランキング

  1. 度を超えたハラスメント行為者 セガ従業員に損害賠償支払い

    度を超えたハラスメント行為者 セガ従業員に損害賠償支払い

  2. マクニカネットワークスが忘れない CrowdStrike 三つのエピソード

    マクニカネットワークスが忘れない CrowdStrike 三つのエピソード

  3. 日本規格協会、ISO / IEC 27002 の改訂を受け「JIS Q 27002:2024」発行

    日本規格協会、ISO / IEC 27002 の改訂を受け「JIS Q 27002:2024」発行

  4. GMOイエラエ、カルチャーデック公開

  5. 「Apex Legends」高ランク帯のマッチ向けにDDoS攻撃からの保護機能を実装

  6. 大阪の奇跡「純国産SOCサービス」セキュアヴェイル、垂直統合までの20年

  7. デロイトと JFEスチール、サイバーセキュリティの合弁会社設立

  8. ジョン・マカフィーの死から三年、新CEOにクレイグ・バウンディ氏

  9. サイバーセキュリティ防衛技官募集、実務経験13年以上の31歳から58歳(防衛省)

  10. Twitterの青い「認証マーク」を本人確認なしで購入可能に、なりすましは厳罰化

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×