損害保険ジャパン株式会社は1月6日、イスラエルの Parametrix Ltd.(パラメトリックス社)の技術をシステムダウンリスクを補償する複数保険商品の引受業務に活用すると発表した。
損保ジャパンでは2020年8月から、主にEC事業者向けにパラメトリックス社が有するクラウドサービスのシステムダウン時のリスク検知に関する技術を活用し、クラウドシステムダウン時に発生する損害を補償する商品についてのニーズを検証していた。
同社では2023年1月から、EC事業者に限らず、様々なオンラインサービスの提供者のシステム障害リスクに対応する商品に活用する。同社では具体的に、下記のような補償の設計への活用を想定している。
1.オンラインサービスSLA拡充補償
サービス提供事業者がサービス利用者と結ぶSLA(Service Level Agreement)に基づいた補償金の支払いによる損害を補償。
2.オンラインビジネス利益補償
営業が停止した時間(システムダウン時間)に応じた喪失利益を補償。
3.オンラインイベント中止補償
被保険者のサービスを利用して企画・実施されるオンラインイベントが中止・変更を余儀なくされた場合に発生するお詫び費用や再開催費用等を補償。