ヤフー株式会社は12月9日、WindowsやMacなどのパソコンからのアクセスでの指紋・顔認証を利用した生体認証への対応を発表した。
ヤフーは2017年からSMSを使用したパスワードを使わないログイン方法の提供を開始し、その後はAndroidやiOSのスマートフォンアプリやブラウザからの利用で生体認証に対応、現在ではアクティブユーザーの6割以上がパスワードを使わない認証方法(SMS、生体認証)を利用している。
これまでの同社サービスでは、パソコンでパスワードを使わない認証方法はSMS認証のみであったが、生体認証に対応したことで、より多くのユーザーが利便性・安全性の高い生体認証を使いやすい環境を実現した。
ヤフーのパソコン版の生体認証は、マイクロソフト提供の「Windows Hello」やApple提供の「TouchID」を利用し、世界で次世代認証の標準化を提唱する業界団体FIDOアライアンスが策定した「FIDO2」の規格に則っている。