大日本印刷(DNP)、コネクシオ、アットマークテクノの3社は11日、高セキュリティなIoT環境を実現するゲートウェイ端末を共同開発し、2016年秋より発売することを発表した。 産業用組み込み用途のARM+Linuxプラットフォーム「Armadillo」をベースとして、IoTゲートウェイ端末にICカード技術を応用した機器組み込み用のSAM(Secure Application Module)を搭載したものとなっている。 通信データの暗号化や機器認証、データの真贋性確認、機密情報保持などのセキュリティを確立してサーバーに送信することで、IoT機器の成りすましやデータ改ざんなどを防ぐ。 今後、ますますニーズが高まっていくことが予想されるIoTセキュリティの分野において、遠隔保守管理などの安全性を確保できる機器として、2018年までに同製品を約10万台提供することを見込んでいる。