3月1日から大阪市淀川区、西淀川区、東淀川区の3区で合計100台の防犯カメラの運用が開始された。 淀川3区では以前から車上狙いやひったくりなどが多数発生しており、広域的に連携した防犯対策に取り組む「淀川3区防犯プロジェクト」共同宣言などで、防犯対策を共有してきた経緯がある。 各区の境界エリアを中心に稼動する街頭用防犯カメラが新たに設置され、西淀川区30台、淀川区40台、東淀川区30台の合計100台体制となった。カメラは淀川3区役所と3警察署が合同で管理しており、各区の境界エリア高架下道路や、交差点などの公共空間を中心に設置されたカメラの映像は、他2区からも確認できるようになっている。 多くの防犯カメラによる犯罪抑止はもちろん、区を跨いだ防犯カメラ活用は大阪市では初の取り組み。これによって区境を越える犯罪捜査などに迅速に対応できると注目されている。