2014年の4月に黒川ダム付近(群馬県桐生市)で発生した山林火災は、1週間で400ヘクタール以上を焼失し、隣接した栃木県足利市側まで延焼するという大きな被害をもたらした。出火原因は特定されていないが、季節がら自然発火ではなくバーベキューやタバコの不始末など人的要因の可能性が考えられている。 それらを受けて、桐生市消防本部は12月から2か所に防火対策用の防犯カメラを設置、運用を開始した。名称は「林野火災対策用カメラ」だ。カメラの存在を示した看板なども周囲に5か所ずつ設置し、人為的な山林火災を防ぐ狙いだ。 カメラ自体はSDカードによる記録式で設置費用は993,600円(本体+設置工事など)。撮影画像の保存期間は1週間で、パスワードによるセキュリティもかける。 火災発生件数が多い場所だけに、防犯カメラによる抑止力が期待されている。