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2017.11.19(日)

【防犯システム12】イベント録画機能の3つのメリット

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 今回は防犯カメラの機能でよく登場する「イベント録画機能」を紹介する。メーカーによっていくつかの名称があるが、撮影画面内の反応や動きなどによって録画を開始、あるいは別ファイルに保存するという機能だ。かつては外付けの人感センサーなどを使わないとできなかった機能でもある。

 例えばマンションのエントランスを撮影する防犯カメラの場合、常に決まった光景を撮影する状態になっている。そこに来訪者などが映った場合、「通常の光景とは違う何かが撮影エリアに入った」ことを感知して録画を開始したり、常時録画なら別ファイルで保存するといった動作を行う機能だ。従来の「動体検知機能」では単に「動くものがあったら録画を開始」が主流だったが、最近のイベント録画機能の多くは「動くものが何かを認識してから録画を行う」レベルに進化している。

 これによるメリットは主に3つ。まず保存ファイルの容量を抑えられるということ。カメラや記録装置の設定にもよるが、常に撮影を行う常時録画に比べて、何かあった時のみ録画を行うので保存するデータ量がはるかに少なく済む。

 もう1つは異常を検知したデータを後から確認・検証する手間がかからないということ。何しろ保存されている撮影データは、すべて何らかの反応があったものとなる。防犯カメラの大きな要素である「異常事態を記録する」という点を抽出したものになるため、膨大な撮影データを早送りでずっと見ていく手間がかからない。

 加えて撮影だけでなくその他の機器へのトリガーにすることも可能。例えば侵入者を検知して録画を行うと同時に警報を発したり、扉の電子ロックをかけたりといった動作を行えるようになる。防犯カメラに限らず、防犯システムとしての運用にさまざまなバリエーションが持たせられるため、特に厳重に警戒すべきポイントで役に立つだろう。

 最近ではカメラを制御するPCだけでなく、防犯カメラ自体にこの機能が付加されることも珍しくない。その場合は設定モードで「撮影画面のどの位置に」「どれくらいの時間で」「どれほどの大きさの物体が写り込んだか」など、動作条件の細い設定が可能になっている。人間サイズの設定をしておけば、ノラ猫が横切った程度では動作しないようにできるのだ。

 また、何らかの反応があった場合、その時点から数秒~数分さかのぼった時点から記録を開始するモデルも多い。Blu-rayレコーダーのタイムシフト録画のような機能といえばピンと来るだろうか。さかのぼる時間も自由に設定できるはずだ。

 もちろん何が何でもこの機能がベストというわけではなく、設置状況によっては常時録画の方が有効なこともある。だが、その場合でも「何か反応があった時の撮影データは別ファイルで記録する」よう設定しておくと、上記のメリットのように維持管理が劇的に楽になると思われる。

防犯システムの基本 vol.12~イベント録画機能

《宮崎崇@RBB TODAY》

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