日本電気(NEC)は3日、スマートシティの新市場創造活動の推進・強化のため、新組織「スマートシティ推進室」を設置したことを発表した。社内の各部門や社外との連携のもと、スマートシティ事業に係る事業企画と新規案件の営業推進を行う。 「スマートシティ推進室」は、スマートシティを構成するさまざまな当社の事業分野・ソリューションの整理や連携を推進し、具体的なスマートシティの計画・オペレーションの設計・提案への対応を、日本のみならずグローバルに行っていくための部署。 NECでは、スマートシティを「進化する都市」と定義し、将来にわたる変化に柔軟に対応できる仕組みの提供を重視するという。都市の重要要素である「人」「交通/物流」「情報」「エネルギー」の4つの層をネットワークでつなぎ連携させるなかで、状況や変化をセンシングして将来を予測し先手を打って対応すること、発展段階に応じたインフラを実現すること、そして初期コストやメンテナンスコストを抑えて、長期にわたって最適な運用をサポートするビジネスモデルを提供することを目指す。 センシング・認証・監視・制御・クラウド基盤の以下の5つの技術を活用し、4つの層のそれぞれ、またその連携において、端末、ネットワーク、情報の蓄積・解析・見える化、そして情報を活用したサービスの実現により、スマートシティを構築していくとのこと。