東京都は2日、都内にインフルエンザの流行警報を発令した。 2012年第4週の都内定点医療機関からの患者報告数が、1医療機関あたり32.2人となり、流行警報基準に達したため。この報告数は、1999年の感染症発生動向調査以来、2004~2005年シーズンに次いで2番目に多い数値とのこと。都では、手洗いを徹底し人混みを避けるなど、予防を心がけるよう呼びかけている。 また、全国的にも患者報告数は増加を続けており、2012年第4週の定点当たり報告数は35.95人。前シーズンの最高値である定点当たり報告数31.88人を上回った。インフルエンザウイルスの検出はAH3亜型(A香港型)が最も多く、B型、AH1pdm09の順となっている。