放射性物質を含む箱、環境省に届く | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

放射性物質を含む箱、環境省に届く

環境省あてに、微量の放射性物質を含む土壌が送りつけられた。17日に細野豪志環境相が会見を開き明らかになった。

製品・サービス・業界動向 ダイジェストニュース
環境省あてに、微量の放射性物質を含む土壌が送りつけられた。17日に細野豪志環境相が会見を開き明らかになった。

A4コピー用紙よりも一回り小さなダンボール箱が、8日と16日の2度にわたって、送られていた。8日のものの中には、ビニール袋入りの土と手紙が入っていた。また16日のものは、品名に「灰」と書かれていたが、環境省は開封していない。

同省水・大気環境局で測定したところ、ビニール袋と、灰と書かれたダンボール箱で0.6μSv/h(毎時マイクロシーベルト)の線量が測定された。土壌では4000Bq/kg(1キロ当たりベクレル)の放射性物質が含まれいているとされる。

手紙には「福島県福島市の自宅で採取した土であり、環境省で保管・処分されたい」という趣旨のことが書いてあった。また、送り人の自宅の周辺で測定したとされるデータが添付されていた。

郵便物を取り扱う同省官房は「好意的なものも含めて、いろいろなものが地元から送られてくる中で、送り返すのは住民感情としてどうかという配慮があった」と、1回目は公表せずに、職員が自宅近くの空き地に投棄した。

しかし、2回めの荷物が届き、同日、細野氏に報告したところ「不適切な対応で、率直に国民のおわびすべきだ」と、急遽、会見を開くことになった。
《中島みなみ@レスポンス》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×