いっぽう同文書は、同じく中国政府系組織である「中国インターネット協会アンチネットワークウイルス連盟(Anti Network-Virus Alliance of China / ANVA)」のモニタリングデータをもとに、2010年に新たに見つかった携帯電話用ウイルスの数を1600種以上とし、800万台以上のスマートフォンが感染していると発表。そのうち200万台が「毒媒」と呼ばれるSymbian OS向けウイルス「AVK.DuMusic」に、また83万台以上が「携帯髑髏」(手机骷髅)と呼ばれるSymbian OS向けのウイルスに感染していると述べている。また携帯電話用マルウェアの69%がSymbianプラットフォームをターゲットにしており、つぎにJ2ME(27%)、Android(3%)の順であることを明らかにした。
Club Hackは2007年より毎年セキュリティカンファレンスも開催しており、昨年の「ClubHack2010」では暗号研究の大家ブルース・シュナイアー(Bruce Schneier)がスペシャルゲストとして講演している。今年のスケジュールに関しては4月現在未発表(開催は例年12月上旬)。インドが優秀なソフトウェア開発人材を輩出してきたことは有名だが、セキュリティ技術分野における実力はまだ未知数。「Club Hack」はその潜在的パワーを感じ取るのに最適な場だ。