任意のDLL/実行ファイル読込に関する脆弱性、開発者に注意を呼びかけ(IPA) | ScanNetSecurity
2024.03.28(木)

任意のDLL/実行ファイル読込に関する脆弱性、開発者に注意を呼びかけ(IPA)

独立行政法人情報処理推進機構 セキュリティセンター(IPA/ISEC)は11月11日、任意のDLL/実行ファイル読み込みに関する脆弱性に関して届出およびJVNによる脆弱性公表が増加している状況を受け、ソフトウェア開発者に対して脆弱性を作りこまない実装を呼びかけるため注意

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独立行政法人情報処理推進機構 セキュリティセンター(IPA/ISEC)は11月11日、任意のDLL/実行ファイル読み込みに関する脆弱性に関して届出およびJVNによる脆弱性公表が増加している状況を受け、ソフトウェア開発者に対して脆弱性を作りこまない実装を呼びかけるため注意喚起を発表した。IPAでは、複数のソフトウェアにおいて同種の脆弱性に関する届出、公表が続いているため、この脆弱性が存在するソフトウェアが他にも数多く存在する可能性があるとみている。

この脆弱性は、ソフトウェアがDLLや実行ファイルを読み込む際の実装方法に原因がある。ソフトウェアがパス名を指定せずにDLLや実行ファイルを読み込む場合、ソフトウェアはWindowsシステムで指定された検索順序に従ってDLL/実行ファイルを検索する。この際、目的とするDLL/実行ファイルを見つける前に攻撃者が用意したDLL/実行ファイルを見つけた場合、それを読み込み、利用者のPC上で任意のコードが実行されてしまう。IPAではソフトウェア開発者に注意を促すとともに、有効な実装方法を紹介している。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20101111.html
《ScanNetSecurity》

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