独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月13日、Artifex Software社が提供する「Ghostscript」にDoS攻撃を受ける脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。Ghostscriptは、PostScriptなどページ記述言語向けのインタープリタ。「Ghostscript 8.71より前のバージョン」には、gs_type2_interpret 関数が入力値を適切に検証していないことが原因で、細工されたドキュメントを閲覧することによりDoS攻撃を受ける脆弱性が存在する。これにより、コンピュータを接続不能にさせるなどの影響を受ける可能性がある。Artifex Software社では、この脆弱性を解消した最新版が公開しており、該当するユーザは最新版へアップデートするよう呼びかけている。http://jvn.jp/cert/JVNVU538191/