株式会社マイクロアドは9月25日、同社のサービス「アドサーバーVASCO」の一部バージョンにおいて、第三者による悪意的な攻撃を受け、一部データが改ざんされたと発表した。これにより、9月24日21時30分頃から9月24日23時30分頃までに同社サーバより配信されたHTMLを閲覧したユーザが、悪意あるサイトにアクセスしてしまう事象が発生した。このサイトではウイルスに感染する恐れがあったことが判明している。なお、同様の状況が複数サイトで確認されている。同社プログラムが改ざんされたことにより、HTML内のappendカラムに第三者の外部Webへアクセスする1x1ピクセルのiframeタグが挿入された。タグ内にはURL短縮サービスを利用し、悪意あるサイトへ誘導リンクが挿入されていた。この誘導リンクは、9月24日23時30分には転送中止の措置が取られていたという。誘導リンクによりアクセスする悪意あるサイトには、マルウェア「security tool」が設置してあった。同社ではプログラムの改ざんを9月25日1時7分に修正し、対応を完了したという。http://www.microad.jp/press/20100925/20100925.pdf