株式会社ラックは9月24日、同社が収集および検証し、編集している脆弱性情報データベース「SNSDBアドバイザリ」を元に、2010年4月から6月に発行した96件を集計したレポート「SNSDB Advisory Report 201004-06」を発表した。同社Webサイトから無料でダウンロードできる。第三者に悪用される危険性が特に高いと考えられる「SNSDBピックアップ脆弱性」では、一太郎2件(ウイルス)、Adobe Reader2件(ウイルス、攻撃ツール)、Adobe Flash Player2件(ウイルス、攻撃ツール)、Microsoft Winows2件(ウイルス)の8件が取り上げられている。ソフトウェア別の脆弱性の件数では、96件の脆弱性情報のうちサーバ(ネットワーク機器)が26件(27%)、クライアントが24件(25%)、OSが20件(21%)などであった。リスクレベル別の件数では、「Medium」が32件(33%)、「Medium High」が30件(31%)、「Medium Low」が17件(18%)、「High」が16件(17%)となっている。攻撃方法では、任意のコード実行が34件(36%)、サービス不能が28件(29%)と突出して多かった。http://www.lac.co.jp/info/snsdb_advisory/