警察庁は9月16日、2010年上半期の「インターネット・ホットラインセンター」の運用状況についてをまとめ、発表した。これによると、2010年上半期に同センターが受理した通報件数は78,130件で、前年同期から15,668件、25.1%の増加となった。また、同センターが受理した情報を分析し、違法・有害情報に該当すると判断した件数は23,983件で、前年同期から9,875件、70.0%の増加となっている。同センターから通報を受けた違法情報をもとに、2010年上半期に検挙に至ったものは226件で、前年同期から174件、334.6%増加している。特に児童ポルノ関連事件が117件(前年同期から110件、1,571.4%の増加)、わいせつ物関連事件が54件(前年同期から39件、260.0%の増加)と増加が目立った。通報処理状況等では、違法情報はわいせつ物、児童ポルノに関する情報等インターネット上での流通が法令に違反する情報が18,542件(前年同期比から7,969件、75.4%の増加)、このうち外部委託しているサイバーパトロールから通報された情報数は3,628件(違法情報全体の19.6%)などとなっている。http://www.npa.go.jp/cyber/statics/h22/pdf03-1.pdf