株式会社日立製作所は8月16日、2件のソフトウェア製品セキュリティ情報をHIRTにおいて公開した。1件は「Hitachi Storage Command Suite(HSCS)製品の組み込みデータベースにおけるDoS脆弱性(HS10-024)」。HSCS製品の組み込みデータベースのプロセスが細工されたデータを受信した場合、組み込みデータベースが異常終了する。これによりHSCS製品の画面操作ができなくなったり、組み込みデータベースにアクセスするコマンド等が使用不能になるなどの現象が発生し、HSCS製品が操作不能または異常終了する場合がある。もう1件は「JP1/Desktop Navigation 組み込みデータベースにおけるDoS脆弱性(HS10-023)」。クラスタ構成で管理サーバを使用している環境で、組み込みデータベースのプロセスが細工されたデータを受信した場合、組み込みデータベースプロセスおよび組み込みデータベースユニットが異常終了しサービス不能に陥る可能性がある。2件とも製品を再起動することで使用を再開できるが、同社では対策版を公開、適用するよう呼びかけている。http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/security/info/vuls/HS10-024/index.htmlhttp://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/security/info/vuls/HS10-023/index.html