トレンドマイクロ株式会社は8月10日、インターネットの利用状況と意識に関するWebアンケート調査の結果を発表した。この調査は、15歳以上の国内インターネットユーザ(男女問わず)を対象に7月30日から8月1日まで実施したもの。有効回答数は692名。調査結果によると、半数のユーザが「クラウドを知らない」と回答した一方で、具体的なサービスの利用率は70%以上となっており、クラウドの認知と利用に大きな差があった。また、各世代ともにクラウドの認知率が低いものの若年層ほど利用率が高く、言葉の認知にかかわらず比較的新しいサービスに対しては若年層ほど親しみが高いことがうかがえる。セキュリティに関する意識として、流出すると最も困る情報についての質問では、中高年ほど「銀行口座やカード番号」といった直接金銭につながる情報の重要度が高い一方で、コンピュータウイルスへの不安は若年層の方が高く、年代によりインターネット利用の上での不安点や意識に違いがあることが明らかになっている。クラウドの普及をはじめとしたネット環境の変化に応じて、ユーザの利用形態も多様化が進むとともに、求められるセキュリティ対策も変化しているという。http://jp.trendmicro.com/jp/about/news/pr/article/20100809064345.html?Homeclick=news