フォーティネットジャパン株式会社は8月5日、2010年7月度の「フォーティネットウイルス対処状況レポート」を発表した。2010年6月21日から7月20日までの同社「FortiGateネットワークセキュリティアプライアンス」と「インテリジェンスシステム」が検知した情報をもとに作成された「脅威トップ10」では、引き続きJavaの脆弱性を狙う「Java.Deployment.Toolkit.Launch.Method.Access」が1位、IEへの攻撃「MS.IE.Userdata.Behavior.Code.Execution」が2位となった。4位には「MS.Windows.Help.Center.Protocol.Malformed.Escape.Sequence」が新たにランクインしている。FortiGuard IPSが新たに追加した脆弱性の合計は91件で、この34.1%にあたる31件は活発な攻撃を受けたことが報告されている。最新マルウェアの変種トップ10では8種類ものSasfis変種が名を連ねており、トップ10のうち9種類が類似するマルウェアファミリーの新しい変種であった。これは、マルウェアの開発者がそれぞれ独自に開発したコード自体のアップデート版コピーを展開し続けていることを示す、典型的な状況であるとしている。http://www.fortinet.co.jp/news/pr/2010/pr080510.html