トレンドマイクロ株式会社は8月4日、中小規模オフィス向けのNAS(Network Attached Storage)組込み型ウイルス対策ソリューション「Trend Micro NAS Security」を提供開始すると発表した。本ソリューションは、NASベンダによりハードウェアにあらかじめ組込まれた状態で出荷されるため、導入や運用において専門的な知識や手間を必要とせずに、NASを媒体としたウイルスの感染拡大を予防することが可能となる。主に家庭や中小規模オフィスで手軽に利用できるLinuxベースのNASは、通常、ユーザによるソフトウェアのインストールが許可されていないため、ウイルス対策ソフトをインストールすることができなかった。本ソリューションによって、NASをファイルサーバとして利用している環境で、ウイルスに感染したPCからNASを媒体としてネットワーク上の他のPCに感染が拡大する危険性を防ぐことが可能となる。第1弾として、株式会社バッファローが本ソリューションを組込んだNASを8月中旬より出荷開始する。また今後、各NASベンダより本ソリューション搭載製品を出荷する予定だ。http://jp.trendmicro.com/jp/about/news/pr/article/20100803105857.html?Homeclick=news