マイクロソフト株式会社は6月9日、2010年5月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は10件で、このうち最大深刻度が「緊急」のものは「MS10-033:メディア解凍の脆弱性により、リモートでコードが実行される(979902)」「MS10-034:ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム(980195)」「MS10-035:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(982381)」の3件となっている。最大深刻度「重要」のものは、Windowsカーネルモードドライバにおける権限の昇格、Microsoft OfficeのCOMの検証におけるリモートコード実行、OpenType Compact Font Format(CFF)ドライバにおける権限の昇格、Microsoft Office Excelにおけるリモートコード実行、Microsoft SharePointにおける権限の昇格、インターネット インフォメーション サービスにおけるリモートコード実行、Microsoft .NET Frameworkにおけるコンテンツの改ざんとなっている。また同社では、アドバイザリ「Microsoft SharePoint の脆弱性により、特権が昇格される(983438)」および「認証に対する保護の強化(973811)」を更新している。http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms10-jun.mspx