トレンドマイクロ株式会社は5月21日、「ガンブラー攻撃」関連の不正プログラムと並んで感染報告の多いUSBメモリ関連の不正プログラム「オートラン」に、感染を広げるための新しい手口が確認されたと発表した。この手口は、autorun.inf内の「ActionKey」を利用するもの。ActionKeyは、「action=」にて指定するautorun.infの機能のひとつで、リムーバブルドライブや固定ドライブ内のみで有効となる。新たな手口を使用する「WORM_KOLAB.CQ」が作成するautorun.infは、文字列「action=Open folder to view files using Windows Explorer」を用いて、ユーザがWindowsのエクスプローラからファイルを閲覧しようとすると、このワームの感染活動を自動的に実行する。つまり、「USBメモリの自動再生機能の無効化」や「Windowsのエクスプローラからのファイル閲覧」といった従来の感染回避策が、逆に感染のきっかけとなってしまう。http://blog.trendmicro.co.jp/archives/3527