海外の複数のセキュリティベンダが、新種のボット作成ツールの流通が確認されたとして注意を呼びかけている。「TwitterNET Builder」と呼ばれるこのツールは、数回のマウスクリックで悪意あるプログラムを作成できることや、作成された悪意あるプログラムに感染したPCはボットネットに接続され、Twitterを経由して外部からコントロール可能になることが特徴だという。ボットの作成は、ツールを起動して制御に使用するTwitterのアカウントを入力、「Build」ボタンをクリックするだけだという。ただし、このボットには自力で感染を拡大する機能はないため、実際に感染させるには正規のプログラムに見せかけたり、OSやアプリケーションの脆弱性を悪用するなどの手段が必要になる。Twitterで特定のコマンドをツイートすることで感染PCにさまざまな操作を実行できるという。http://www.securelist.com/en/blog/2163/New_tool_allows_script_kiddies_to_build_botnets_via_Twitter