独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月17日、日本電気株式会社(NEC)が開発している、ソフトウェアの配布管理を行うための製品「WebSAM DeploymentManager」にDoS攻撃を受ける脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。4月23日にIPAおよびJPCERT/CCが製品開発者自身から脆弱性および対策情報の連絡を受け、今回の発表となった。この脆弱性が確認されているのは、「WebSAM DeploymentManager Ver5.13およびそれ以前」で、また同ソフトは次の製品の一部としても提供されているため、同様の影響を受ける。・SigmaSystemCenter 2.1 Update2 およびそれ以前・BladeSystemCenter 全バージョン・ExpressSystemCenter 全バージョン・VirtualPCCenter 2.2 およびそれ以前これらの製品では、リモートの攻撃者に「クライアントサービス for DPM」をインストールしているサーバもしくは端末において、OSのシャットダウンあるいは再起動を行われる可能性がある。なお、NECではこの脆弱性を解消した最新版を公開しており、該当するユーザはアップデートするよう呼びかけている。http://www.ipa.go.jp/about/press/20100517.htmlhttp://jvn.jp/jp/JVN90872372/