トレンドマイクロ株式会社は5月12日、同社「TrendLabs」のエンジニアが「HijackThis」を名乗る不正プログラム「TROJ_DROPPER.QLC」を確認したと発表した。「HijackThis」は米Trend Micro社が無料で提供しているもので、システム設定が変更されていないかを確認できるWindows向けのツール。英語版のみで、日本では提供されていない。今回発見された「TROJ_DROPPER.QLC」は、プロパティ情報の「Product name」欄に「HiJackThis」、「Copyright」情報欄に「Trend Micro Inc.」を記載するなど細工が施されていた。ユーザが誤って使用すると「TROJ_DROPPER.QLC」が実行され、「TROJ_UNDEF.QI」として検出される不正プログラムが作成される。この結果、ユーザのコンピュータがこれらの不正プログラムに乗っ取られるという。http://blog.trendmicro.co.jp/archives/3483