独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月12日、アップル社のWebブラウザ「Apple Safari」のwindowオブジェクト処理に起因する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。これは、JavaScriptから、削除されたwindowオブジェクトを利用する際に、不正なポインタ参照が起こるというもの。この脆弱性が悪用されると、細工されたHTMLを閲覧した場合に、リモートの第三者によってユーザの権限で任意のコードを実行される可能性がある。また、この脆弱性を利用した攻撃コードが公開されている。本脆弱性が確認されているのは「Apple Safari 4.0.5 for Windows」で、現時点では対策方法は公開されていない。なお、JavaScriptを無効にすることで本脆弱性の影響を軽減することが可能だ。http://jvn.jp/cert/JVNVU943165/